左太もも裏肉離れの日本ハム大谷翔平投手(22)の実戦復帰が、想定の6週間程度より遅れることになりそうだ。

 28日は2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷でリハビリを行った。室内練習場でのネットスローやキャッチボールなどで、24日に始めた屋外を歩くリハビリはしなかった。

 負傷から約3週間が経過し、大谷は「良くはなっています」と話したが、福岡空港で取材の応じた栗山監督は「(交流戦での復帰は)全くイメージが付かない」と、明かした。

 肉離れは再発のリスクも高く、万全に整えなければ再び離脱の危険性もある。まずは肉離れの完治を目指し、次に全力疾走が目標となる。1軍復帰への青写真を本格的に描くのは、そこからだ。大谷は現在、鎌ケ谷で上半身のトレーニングやネットスローなど、可能な範囲で進めているが、時間をかけながら完全体を取り戻す。【木下大輔】