リードした伊藤は「千尋さんにはいいボールがたくさんあるので、それをいっぱい使って投げられるようにしました。曲がり球が低めに決まったのが大きかった」と言う。そんな恋女房を、金子も「きょうも光のリードがよかったです」とねぎらう。

 15、16年とチーム低迷の責任を背負い、オフの契約交渉の場で「期待に応えられず申し訳ない」と悔しい言葉を繰り返した。開幕から100%で行くと誓った今季は、自身初の開幕5連勝。「ここで終わるつもりはないし、締めるところは締めて今後もやっていきたい」。快進撃を続けるオリックスの先頭に、無敗のエースがいる。【堀まどか】