日本ハムがロッテ6回戦(札幌ドーム)で今季初の3連勝を飾った。初回2死一、三塁から、6番ブランドン・レアード内野手(29)が7号3ランを放ち先制。7回には打線が3本の二塁打を集め、3点を追加した。先行逃げ切り勝ちの先頭に立つ昨季本塁打王をけん引役に、4月の10連敗を払拭(ふっしょく)する「連勝街道」へ、巻き返しが始まった。

 調子が上向きなだけに、今季2度目のお立ち台でもトークがはずんだ。レアードは開口一番「ソウデスネー」と、片言の日本語で笑いを誘うと、最後は「北海道ダイス~シ~(大好き)!」と絶叫。好物のすしにからめたジョークでベンチのチームメート、スタンドを埋めたファンを沸かせた。

 もちろん、球場を一番盛り上げたのはプレー。バットで、だ。先頭西川が中前打で出て、中田が四球でつないだ初回2死一、三塁。左翼席への特大ファウルにため息が漏れた直後の3球目も強振した。左中間スタンドの巨大ボール型広告を直撃する、先制の3点本塁打。「打った瞬間は(打球も)あれくらい大きく見えてたよ」と、ごきげんに今季7号、通算80号を振り返った。