オリックス金子は自己最長の開幕からの連勝が5でストップした。8回2失点で3度目完投も、今季初の1試合2被弾で初黒星。2回の内川の先制ソロは内角球をうまく打たれたが、悔やんだのは5回の松田の決勝ソロだ。フォークが浮き、左中間のテラス席へ。千賀との投げ合いに惜敗した。

 「甘かった。試合展開を見ても取られちゃいけないところで取られている。僕の実力不足。チームの中で僕が負けてはいけない投手。期待を裏切っていることになる。(自身の連勝も)正直、止めたくなかった」。この日発表された3、4月の月間MVPを受賞した右腕は自らを責めた。

 福良監督も「失投と言えばあの1球だけ。金子が良かっただけに(打線が)何とかしたかった」と悔しがった。1週間後も本拠地でソフトバンクと3連戦。再び千賀と投げ合う可能性が高い金子は「すぐに借りを返すチャンスがある」とリベンジを誓った。