エースが新たなレジェンド記録に挑む。今日16日のヤクルト戦(東京ドーム)に先発する巨人菅野智之投手(27)は、ここまで通算107試合に登板し48勝。今後5試合以内で50勝に到達すれば、球団では上原、江川、堀内に次ぐ史上4番目でのスピード到達となる。15日はジャイアンツ球場で最終調整。9日には52年ぶりの4連続完封を首位阪神に阻まれたが、次なる記録達成に王手をかけるべく、臨戦態勢を整えた。

 エースとして、自ら重圧をかけた。菅野は「(記録達成は)誰にでも与えられる使命じゃない。記録に挑戦し続けないと、自分の成長はないと思います。チームの勝ちに直結する記録なら、毎試合狙っていきたいです」と意気込んだ。

 今の巨人を背負う男に、新たな挑戦が用意された。プロ5年目で通算107試合に登板し、現在48勝。112試合目までに残る2勝を積み上げれば、113試合の桑田を抜いて球団4番目の速さで50勝に到達する。

 王手が懸かる一戦は、チームにとっても重要な試合となる。上位の阪神、広島との4試合に1勝3敗と負け越し。前カードの広島戦は2試合で19失点を喫し、2連敗中だ。「先週は僕が負けてチームとしても流れが良くなかった。しっかり勢いを付けられるように頑張ります」と自覚十分に話した。