最下位のロッテは、12年9月以来となる8連敗を喫した。借金は、ついに20。こちらは、11年以来6年ぶりだ。

 この日も打線がつながらなかった。8回まで、西武十亀の前に4安打無得点。9回、代わった田村からパラデスが2号ソロを放ち、完封負けを阻止するのがやっとだった。これで、18試合連続1ケタ安打。1958年以来59年ぶりとなる球団ワーストタイ記録だ。

 投手陣も、ピリッとしなかった。先発佐々木は6四球を出し、6回4安打4失点で4敗目。いずれも四球がらみの失点だった。

 伊東勤監督(54)は「打線はチャンスはつくるが、1本が出ない。一発で仕留められていない。ファウルが多かったり、どうしても準備が遅い。受けて立っている感じ」と指摘。「選手を信じている。意地を見せて欲しい」と、奮起を期待していた。