日本野球機構(NPB)は22日、「マイナビオールスターゲーム2017」(第1戦=7月14日ナゴヤドーム、第2戦=同15日ZOZOマリンスタジアム)のファン投票の第1回中間発表を行った。

 西武のルーキー源田が“地元”名古屋開催のオールスターへの出場を熱望した。定評の堅守に加えて、リーグトップの11盗塁、5三塁打、打率も3割9厘と大活躍の遊撃手は愛知・トヨタ自動車出身。7月14日のオールスター第1戦がナゴヤドーム開催であることから「オールスターに出て、お世話になったみなさんの前でプレーできたら、何よりの恩返し。滑り込みでもいいので、出たいですよね」と話した。

 印象に残っているオールスターとして、97年の第1戦を挙げる。「松井稼頭央さんが、古田さんを相手に盗塁を決めまくっていた。よく覚えています」。当時は西武に在籍した松井稼は、これがオールスターのデビュー戦。1試合4盗塁を決めて、MVPに輝いた。源田も足は武器。ファン投票の途中経過では遊撃手3位だが、偉大な先輩の盗塁ラッシュを再現するためにも出場を目指す。【塩畑大輔】