中日ラウル・バルデス投手(39)は6回途中5失点で交代した。

 同点の6回、田中浩に勝ち越し適時打を許した。「今日は球が高かったし、制球がもうひとつだった」と自らに失望した。

 抜群の安定感を誇り、前回までの防御率は2・01。だがめずらしく制球が甘くなった。初回と3回は、ともに2得点した直後に2失点した。復帰した筒香に初回は適時打、3回は2ラン、6回先頭で二塁打と、ことごとく完璧に打たれた。

 今季10度目の先発で初めてクオリティー・スタート(QS=6回以上、自責点3以下)を達成できなかった。