どんなに結果が出ても「たまたま」。そんな柳田がこの日は本塁打を「宣言」していた。日本ハム戦のCS放送の実況を担当する近藤祐司アナウンサー(43)とはオフのイベントなどを一緒にこなす親しい間柄。近藤アナは日本ハム選手の本塁打が出るとメジャー流に「イッツゴーン(It’s gone=入った)」と叫ぶ。前日7日の柳田の本塁打の際は相手チーム用の「グッバイ(Good bye)」と実況した。映像を見た柳田は「グッバイってなんですか? 今日は打つので(イッツゴーンと)言ってください」とリクエストしていた。宣言通りの1発に近藤アナもこの日は本来、日本ハム用の「イッツゴーン」と叫んだ。この調子なら、今日9日も札幌ドームで「イッツゴーン」が飛び出す可能性は十分だ。【石橋隆雄】

 ▼柳田が打率、本塁打、打点の打撃3部門でリーグトップに立った。最近では昨年の山田(ヤクルト)が7月28日まで同3部門でトップだったが、パの7月以降では3冠王になった04年松中(ダイエー)以来だ。