阪神新井良太2軍打撃コーチ(36)が1軍打撃部門への昇格が有力であることが13日、分かった。メイン担当で新任の井上一樹氏とは中日時代、ともにプレーした間柄。阪神で12年から2年連続2桁本塁打を放った新井コーチは今年から2軍で打撃部門を務めていた。右打者の育成が期待され、左打ちだった井上氏とのタッグが濃厚だ。

また、清水雅治ヘッドコーチ(55)と平田勝男2軍監督(60)が来季も留任することも判明。今季入閣した清水コーチは、すでに続投が決まっている矢野監督を引き続き支える。平田2軍監督は今季から2軍監督に復帰し、ウエスタン・リーグでは一時首位を快走。最終的には57勝58敗5分けの3位だった。

1、2軍で配置を調整する。浜中打撃コーチが2軍担当になるほか、平野打撃コーチは2軍の守備走塁部門が有力視される。12球団ワーストのチーム102失策だった守備の強化は最重要課題で指導部門の検討に入る。経験豊富な高代延博2軍チーフコーチ(65)はファームに留任の方向。来年、プロ2年目で好素材の小幡らの教育にあたる。