両先発の投手戦となった一戦は、プロ注目の大商大・星野世那投手(4年=近江)が9回5安打10奪三振2四球無失点で投げ勝って、大商大がリーグVに王手をかけた。
8回まで両先発がテンポ良く投げ続け、スコアボードに0が並んだ。そして最終回「相手チームの投手もすごくいいピッチングをされていたので、先に降板した方が負けるのではないかと。絶対に自分が先には降板しないようにしよう」と星野が先にマウンドへ。1死から右前打を浴びランナーを背負うと、続く打者に右翼への二塁打を許し、一塁ランナーは三塁を回って本塁を狙った。しかし、右翼を守っていた春山陽登外野手(4年=敦賀気比)が素晴らしいバックホームを見せると、クロスプレーとなった判定はアウト。次の打者をこの試合10個目の三振に仕留めてピンチを切り抜けた。
「しっかり変化球もストライクゾーンで勝負することができましたし、もちろん終盤はまっすぐを少し多めに投げて、まっすぐで仕留めることもできたので、そこが三振の数につながったのかな」と得意のチェンジアップを中心に奪三振を重ね、今季2度目となった完封勝利を振り返った。
その裏、相手先発の野原元気投手(4年=塔南)も負けじとマウンドに上がる。その野原に対し、打線は先頭が左前打で出塁して犠打で送り、1死二塁を作る。直前の守備で好プレーをみせた春山が左前打で一、三塁とチャンスメイクすると、4番真鍋慧外野手(3年=広陵)が2球目の甘め真っすぐを見逃さず右前に弾き返して三塁ランナーが生還。サヨナラ勝利となった。
大商大はこれで優勝まであとひとつ。17日に向けて、星野は「やっぱり明日(17日)で何としても(優勝を)決め切りたいので、自分ももし必要とされる場面があるのであればどこかでいくつもりではいる。しっかりチーム全員で勝って、全国大会に行きたい」と準備して全員で優勝をつかみにいく。



