<ヤクルト0-5巨人>◇3日◇神宮

 巨人阿部慎之助捕手(29)が難産の末に通算150号を放った。9回、無安打無得点の危機から亀井と大道の二塁打で脱すると、だめ押しとなる3ランを五十嵐から右翼席に放った。ベンチ前で花束を贈られ祝福されると笑顔でこたえた。

 あと2本で今季を迎えながらなかなか出なかった。「大道さんやラミちゃんがロッカールームで声をかけてくれて、いろいろアドバイスをくれた。手伝ってくれたコーチの方々にも感謝したい」と不振脱出を印象づけた。「まだまだこの1本では納得しちゃいけない」と、今までの悔しさを返していくつもりだ。