広島市などは15日、来春の新球場完成に伴い今季限りで閉鎖される広島カープの本拠地・広島市民球場で、カープ選手OBによるオールスター戦を12月6日に開催すると発表した。

 51年の歴史に幕を下ろす市民球場の記念事業の一環。「ミスター赤ヘル」山本浩二氏や「鉄人」衣笠祥雄氏ら、往年の名選手や現コーチ陣55人が出場、1975年のリーグ初優勝時のユニホームを着て盛り上げる。

 当日はホームラン競争や球場見学、OBらによる野球教室などもある。

 15日の記者会見には、長谷部稔OB会会長ら5人が姿を見せた。元投手の佐々岡真司氏は「球場の中でビールかけをしたのが一番の思い出。もう一度スタンドが真っ赤に染まったところで投げたい」と意気込みを語った。