<中日6-0横浜>◇5日◇ナゴヤドーム

 今季は伏兵と目される中日が最高のスタートを切った。落合博満監督(55)は「負けるよりも勝った方がいいに決まってるが、1戦目2戦目以上に、勝ったことの意味が大きい」と開幕3連勝の味をかみしめるように話した。

 1回の攻撃で、フレッシュな戦力が快勝への流れをつくった。2死満塁から、新人の野本が押し出し四球を選んで先制。さらに昨季は守備・代走要員だった藤井がしぶとい適時内野安打で続き、「野本や藤井が粘って回してくれたので、なんとか1点でも2点でも取りたかった」という谷繁の2点中前打につなげた。

 「結果的にチームを勢いづけられたので、良かった」と藤井。ウッズ(退団)中村紀(楽天)の大砲2人を失ったものの、新打線はひと味違う魅力を提供してくれそうだ。

 [2009年4月5日23時35分]ソーシャルブックマーク