プロ野球西鉄ライオンズ(現西武ライオンズ)の黄金期のエースだった故稲尾和久とバッテリーを組んでいた和田博実(わだ・ひろみ)氏が22日午前2時1分、膵臓(すいぞう)がんのため福岡市内の病院で死去した。72歳。大分県出身。近親者で密葬を行う。喪主は妻貴美子(きみこ)さん。

 1955年に大分・臼杵高から西鉄入りし、主に捕手として西鉄一筋で18年間プレー。稲尾の女房役として、56年からの3年連続日本一に貢献するなど活躍した。68年にはサイクル安打を記録した。現役時代の通算成績は1565試合に出場し、1104安打、100本塁打、486打点。

 引退後は西武、阪神の2軍監督などを務め、2000年には社会人チームのサンワード貿易のコーチとして、アマチュア球界に復帰した。

 [2009年6月22日13時3分]ソーシャルブックマーク