特集番組「神様に選ばれた試合」が10月4日午後7時からテレビ朝日系で放送される。この特集は今年2月の「猪木vsアリ」「10・19川崎球場」や8月の「夏の甲子園37年ぶり決勝再試合」など、同局が独自の取材を通してその舞台裏に迫ってきた第3弾。

 語り…綾瀬はるか

 夏八木勲

 高橋克典

 4回に分けて見どころを紹介します。

 (1)10・8決戦「国民的行事」の舞台裏

 プロ野球史上初の「同率首位

 最終戦での優勝決定試合」。15年前の1994年10月8日、ナゴヤ球場は異様な熱気に包まれていた。

 この年の長嶋巨人はFAで中日からベテラン落合を獲得。落合は「これでミスターを優勝できなければ末代の恥」と自らにプレッシャーをかけていた。しかし、ロケットスタートに成功するも8月末によもやの8連敗を喫するなど、9月28日にはついに、中日に同率首位(66勝59敗)に並ばれてしまう。

 翌29日、中日との「運命の首位決戦」…。だが、この試合は台風で中止。10月8日の予備日へ延期が決まる。これがミスターが謳う『国民的行事』となり、巨人は槙原、斎藤、桑田の3本柱の豪華リレーで死闘を制する。

 当日「抑え」に指名された桑田は長嶋監督にどんなことを言われていたのか!?

 伝説の一戦の舞台裏の全貌が今、ミスターの歓喜の笑顔とともに甦る―。

 [2009年9月29日14時4分]ソーシャルブックマーク