<西武9-3ソフトバンク>◇31日◇西武ドーム

 ソフトバンクの2年目右腕、巽真悟投手(23)がプロ初先発で4回途中6失点KOを喫した。初回先頭の片岡に本塁打を浴びると、3-1とリードをもらった4回につかまった。GG佐藤に同点2ランを打たれ、さらに3四球で招いた2死満塁のピンチで中島に走者一掃の3点二塁打を許した。

 決め球がなく苦しんだ。三振は1つも奪えなかった一方で、6四球を与えた。激しい先発ローテ争いを勝ち抜いて迎えた晴れ舞台は、課題山積みのマウンドになってしまった。「四球で走者を出した後に打たれるという、一番やってはいけない投球をしてしまった。せっかくマウンドを任せてもらったのに悔しい」と唇をかんでいた。

 [2010年3月31日22時6分]ソーシャルブックマーク