1日の東京株式市場で、住宅設備大手の住生活グループの株価は反発し、前日終値比23円高の1660円で午前の取引を終えた。プロ野球の横浜ベイスターズの有力な売却先として報道され、知名度や業績向上につながるとの思惑から買い注文が集まった。

 取引開始後は買収コストが膨らむ懸念から売り先行で始まったが、買い戻しが入って値を上げた。一方、ベイスターズを保有するTBSホールディングスの株価は22円安の1052円。当初は売却を好感して買われたが、「経営不振が続いており、大きく材料視されなかった」(市場関係者)ため、次第に売り注文に押された。

 [2010年10月1日12時13分]ソーシャルブックマーク