鹿島学園(茨城2位)が樹徳(群馬3位)に競り勝ち、春秋通じて関東大会初勝利をおさめた。
先発した背番号「10」の大窪健介投手(3年)は、大舞台でのマウンドを楽しんでいた。
「前日、先発を告げられたとき、鈴木監督に『楽しんでいけ』と言われたんです。これからもう1度、立てるかわからないマウンド。1球1球が楽しかったです」
いつもは「神経質でフォームを気にしすぎる」と、鈴木博識監督(73)に注意される性格も、楽しむことに集中。「今日は腕が振れていた」と、高めの真っすぐと低めのスライダーを軸に、8回途中まで5安打1失点で奪った三振は9。須藤仁投手(3年)につないだ。
成長のきっかけは今春の県大会前。今年からコーチを務める元ヤクルトの尾花高夫コーチ(66)のアドバイスだった。「セットポジションの際、背中が反ってしまうのがクセだった。尾花コーチのアドバイスで、前傾姿勢を意識することで姿勢が正しくなり、コントロールが良くなりました」。シャドーピッチングの回数を増やし、修正。自分のフォームを手に入れた。
まだまだ発展途上。「夏は背番号『1』を取りたい」。大舞台での自信を胸に、次戦もチームを勝利に導く。

