楽天からフリーエージェント(FA)宣言した藤井彰人捕手(34)は22日、大阪市内のホテルで、阪神と第2回交渉を行い、阪神入りを表明した。「阪神さんにお世話になることを決めました」。交渉には真弓明信監督、南信男社長らが出席し、時間にして約1時間。すでに交渉前に気持ちを固めてきたといい、着席すぐに、真弓監督らへ決意を告げた。真弓監督からは「とにかく一緒にユニホームを着ようと言われました」。左ひざ手術で、開幕絶望的な城島に代わり、シーズン序盤は正妻役として期待されるが「やるからには、チャレンジャーの気持ちで、精いっぱい、僕にしかできないことをやりたい」。また、近鉄時代から旧知の真弓監督は守備面での高評価に加え「野球の技術ももちろんだが、人間的にも期待している」話した。

 [2010年11月22日17時31分]ソーシャルブックマーク