ソフトバンクから海外フリーエージェント(FA)権を行使した多村仁志外野手(33)が24日、残留する意向を明らかにした。福岡市内で球団側と交渉した多村は「必要とされていることが伝わった。(今後は)細かい面での話し合いになると思う」と話した。来季から4年契約を結ぶ予定。

 多村は今季打撃3部門でチームトップの成績を残して7年ぶりのパ・リーグ制覇に貢献したが、国内外の他球団の評価を聞きたいとしてFA宣言していた。多村は「(FA宣言残留を)受け入れてくれて感謝している」と語った。小林至編成・育成部長は「残留してくれると思う。(条件は)宣言前と変えてない」と安堵(あんど)した様子で話した。

 [2010年11月24日22時24分]ソーシャルブックマーク