横浜江尻慎太郎投手(34)が13日、10試合登板ごとにAED(自動体外式除細動器)1台を、東日本大震災の被災地へ寄付することを発表した。製造会社のフィリップス社が推進するAED普及活動「セーブライブズジャパン」に賛同。同活動を通じて学校などの各施設へ寄贈する。今季は、すでに30試合に登板しており、まずは3台が送られる。

 09年に早大野球部時代の同級生が、突然の心肺停止が原因で急逝。親友の突然の死が、普及活動に興味を持たせるきっかけとなった。「僕たちにできることは限られていますが、長く続けて1台でも多く送りたい。社会貢献活動をしたいけど、どうしたらいいか分からない選手もたくさんいる。自分の活動が、その1つのきっかけにもなればと思う」と話した。