中日落合博満監督。6月のコメント。

 ◆6月1日<ソフトバンク6-0中日>福岡ヤフードームでの連敗が9に伸びる。「うちはまだ、そこまで戦力を整えていないもん。みんな亡霊に取りつかれているようなもんだって。過大評価するなよ。前から言っているだろう。まあ、そのうち力をつけてくるよ」

 ◆6月3日<中日1-2西武>森野を3番から5番に下げる。「どこか組み替えたか?

 明日は戻すよ。森野に関してはな。まあ、何を感じてくれるかだ」

 ◆6月4日<中日2-1西武>サヨナラ勝ちを振り返って。「森野だよ。森野がしゃっきりしないことには何ともならん。そういうポジションにいるんだ」

 ◆6月5日<中日1-0ロッテ>平田が連日のサヨナラ弾。「森野だよ。森野。森野!

 あれだけ平田がしゃべったんだから(記事は)書けるだろ」

 ◆6月6日<中日4-1ロッテ>3日連続で森野について話す。「森野、森野。7番で打てるんだから、3番でも打てるだろ。何が違うんだ?」

 ◆6月8日<日本ハム1-0中日>前回5月25日に続いてダルビッシュに2試合続けて完封負け。「今日はどっちか1点取った方が勝ちだ。そういう試合だよ。予想通り」

 ◆6月9日<日本ハム3-2中日>逆転負けで2連敗。8回、リリーフの浅尾が糸井に同点タイムリー、中田に勝ち越し犠飛。「何が浅尾だよ。ピッチャーはよく投げてますよ」

 ◆6月11日<楽天5-4中日>2試合連続の逆転負け。「これが野球ですよ。野球ってこういうもん」

 ◆6月12日<楽天2-5中日>岩瀬が日本タイの286セーブ。「何?

 何の?」

 ◆6月15日<中日3-5ソフトバンク>ソフトバンクに3連敗。「同じ負けでも5-0よりいいだろ。な?

 若い子(平田)が打ってくれたから」

 ◆6月16日<中日5-2ソフトバンク>岩瀬が日本新の287セーブ目。「あの子をここまでにしたのは、みんなを見返してやりたいという気持ち。これまで積み上げてきたものを一瞬でぼろかすに言われただろ。一番きつかったのは04年と五輪の後だろ。よく立ち直った」

 ◆6月18日<中日0-4オリックス>完封負けについて。「これといって何もない試合だったな。何かあるか?」

 ◆6月19日<中日2-1オリックス>延長10回小池のソロでサヨナラ勝ち。「かっこいいじゃん。小池に聞いてやってや」

 ◆6月24日<広島4-1中日>再開リーグ初戦は黒星。投手陣を責めるわけには…と問われ。「オレは誰も責めたことないじゃない。いまだかつて誰かを責めたことがありますか?」

 ◆6月25日<広島2-7中日>快勝も前日24日の敗戦後コメントをこの日も繰り返す。「誰も責めませんよ。誰も責めません」

 ◆6月26日<広島2-0中日>打線がわずか3安打と沈黙し完封負け。「お通夜みたいだな。君たち(報道陣)がお通夜みたいになったって自分たちの仕事には関係ないだろ?」

 ◆6月28日<横浜14-5中日>今季ワーストの18被安打14失点で敗れる。「こういう負け方した方がチームは落ち着く。そういうもんだ。負けるときの要素を全部含んでいただろ。いいじゃん。毎日毎日1点差ゲームをやっているより、ボコボコにされた方がいいんだよ」

 ◆6月29日<横浜12-3中日>連夜のめった打ちを食らう。「わかりやすいゲームじゃないか。1-0でも20-0でも負けは負けや。5割?

 借金がないことの方がおかしいだろ」。一方若手投手の話題には厳しい表情。「明日はいないよ。そういう世界だろう。そんなに甘い世界じゃないよ」

 ◆6月30日<横浜1-4中日>3、4番について問われて。「さあ?

 何でそこで5番を忘れるんだよ」