プロ野球の加藤良三コミッショナーは15日、巨人が一部選手と契約金の「最高標準額」を超える契約を結んでいたことについて、日本野球機構(NPB)を通じて「現時点においては何らかの措置をとることは考えていない」とのコメントを発表した。

 NPBが巨人から事情を聴取しているかなどは「個別、具体的に話すことはありません」とした。

 NPBの下田邦夫事務局長は、加藤コミッショナーから2004年、07年に判明したプロ球団からアマチュア選手への金銭提供や、契約金超過問題の当時の経緯を確認するよう求められたことを明らかにした上で「推移を見守る」と述べるにとどまった。