<ロッテ4-5日本ハム>◇1日◇QVCマリン

 4-4の延長10回。日本ハムは中田が左中間に二塁打を放ち、稲葉が犠打を決める。ベテランが好機を広げた1死三塁で、続く陽岱鋼外野手(25)はフルカウントから外角低めに食らい付いた。打球は投手のグラブをはじいて、中前へ転がる勝ち越し二塁打となった。

 9回に1点を勝ち越したが、その裏に追い付かれた。相手に傾きかけた流れを、陽岱鋼のバットが断ち切った。ロッテとの首位攻防戦で2連勝とした。7番手で10回を三者凡退で抑え、プロ初セーブを挙げた矢貫俊之投手(28)は「つないで投げていたので、ふいにできなかった。優勝を目指して頑張りたい」と競り勝った1勝を喜んだ。