山梨県警は28日までに、亡くなった同級生の妻から現金をだまし取ったとして詐欺の疑いで、元プロ野球横浜ベイスターズ(現横浜DeNA)選手で指定暴力団稲川会系組幹部、山根善伸容疑者(43)を逮捕した。

 南アルプス署によると、山根容疑者は容疑を認めている。

 逮捕容疑は2010年3月、小学校の同級生が生前に知人から車の購入代金を預かっていたなどとうそを言い、同級生の妻から返済名目で計300万円をだまし取った疑い。

 昨年2月、同級生の妻が同署に被害を相談した。山根容疑者は1991年にベイスターズの前身の横浜大洋ホエールズに入団。捕手として1軍の試合にも出場し、98年に退団した。