<第2回12球団合同トライアウト>◇21日◇鎌ケ谷

 中日や巨人などでプレー、今夏には社会人野球の都市対抗にも出場した門倉健投手(39)が好投した。

 まず渡辺(前ロッテ)を三ゴロに仕留めると生山(前ロッテ)高森(前DeNA)をフォークボールで連続空振り三振。佐伯(元中日)には四球を与えたが、続く古木(元オリックス)をフォークで空振り三振に仕留めアピールを終えた。

 「自分の持ち味を出せて満足です。アマチュア(社会人)を1年間やってプロにもう一度戻りたい気持ちが出てきた。トライアウトは今後の野球人生のけじめを付ける意味で受けました。来年40歳になるしけじめを付けないといけない」。プロからオファーがなければ現役から退くことを示唆した。

 門倉は聖望学園(埼玉)-東北福祉大を経て95年ドラフト2位で中日入団。近鉄、横浜、巨人でプレーし通算76勝を挙げた。その後3年間韓国プロ野球でプレーし今季は社会人野球の伊達聖ケ丘病院(北海道)に所属。都市対抗予選で7回参考記録ながら完全試合を達成。都市対抗本戦にはJR北海道の補強選手として出場し登板も果たした。