日本のプロ野球から米大リーグへの移籍手段の一つであるポスティングシステム(入札制度)に関し、日米が見直しを協議していることが1日、分かった。大リーグ機構(MLB)が日本野球機構(NPB)に提案し、早ければ来オフにも新制度に変更される可能性があるという。

 入札制度が成立したのは1998年。ロッテ時代の伊良部秀輝投手が大リーグ移籍を目指した際に起きたトラブルが契機となって整備された。2006年オフに松坂大輔投手がレッドソックス、昨オフにダルビッシュ有投手がレンジャーズに移籍したが、松坂は約5100万ドル(約60億円=当時)、ダルビッシュが約5170万ドル(約40億円=同)と異常に高い落札額が問題視された。

 また、選手には自由に球団を選択する権利はなく、どちらかに折り合う意思がなければ破談となる。10年オフに岩隈久志投手は契約条件が合わずにアスレチックスと、昨オフには中島裕之内野手が内野の控えと位置付けられてヤンキースとそれぞれ交渉が決裂した。

 一部の米メディアは、MLBがNPBに対し、入札を公開するシステムを働き掛けていると報じている。