巨人の優勝旅行に参加せず、来季への巻き返しを期す選手たちが16日、川崎市のジャイアンツ球場でこぞって自主トレを行った。右肘手術から回復した脇谷、黄色靱帯(じんたい)骨化症の手術を行った越智、イースタン・リーグで首位打者を獲得した隠善らが、黙々と練習に没頭していた。

 来季から外野手に登録を再変更する亀井義行(30)の姿もあった。午前9時前に球場入りし、約4時間のフルメニューをこなした。「ヒットと凡打は紙一重だが、1本打つのがどれだけ大変か身に染みている。石井さんは、代打であれだけ打っている。要は技術です。試合で無心になれるまで練習したいです」と意気込んでいた。