<西武4-2日本ハム>◇30日◇西武ドーム

 西武は余裕の逃げ切りムードが一転、冷や汗をかいての今季初勝利だった。4点リードで迎えた9回、セーブのつかない場面だったが、抑えの大石を投入。2死一、二塁で中田が平凡な飛球を打ち上げた。

 試合終了かと思われたが、遊撃永江と中堅秋山の間にポトリ。守備の連係ミスから2点差まで迫られ、なおも2死満塁で4安打していた大引に打席が回った。大石が遊飛に抑え、ピンチをしのいだ。

 渡辺久信監督(47)は「ああいうミスをなくしていかないと。今のうちの課題」と浮かない表情だった。