<オリックス4-3阪神>◇31日◇京セラドーム大阪

 オリックス井川慶投手(33)が今季初登板で、古巣・阪神から初勝利を挙げた。昨年10月30日の遊離軟骨と骨棘(こっきょく)の除去手術を経て戻ってきた1軍マウンドで、6回途中まで投げて3失点。

 比嘉-佐藤達-平野佳と救援陣の踏ん張りもあり、昨年7月26日楽天戦(京セラドーム大阪)以来の白星をつかんだ。

 「相手ベンチには山田コーチもおられたので、詳しい内容は言えませんが、いろいろ考えました」と古巣からの1勝を振り返った。

 試合後、お立ち台に上がった左腕は「タイガースということを意識せずにゲームを作ろうと思った。先頭打者を打ち取れば大量失点はないので。(打線の援護で)本当に楽になった。初めがよければ順調にいくので大事だと思っていた」と久々の勝利にホッとした表情を浮かべていた。