ロッテは30日、育成3年目の黒沢翔太投手(24)と支配下選手契約を結んだと発表した。背番号は43に決まった。

 黒沢はロッテにはいないサイドスロー右腕。スライダー、シュートを武器に打ち取る投球を得意とする。

 チームでは昨年まで育成だった西野勇士投手(22)がブレークしており「自分の1歩先を行っている選手。活躍を見ると、応援したい気持ちと悔しい気持ち両方ありました。早く追い抜けるように頑張りたい。ワンポイントでもロングでも、任されたところで戦力になりたい」と意気込んだ。

 埼玉・秩父高から城西国際大を経て、10年育成ドラフト1位で入団。今季はイースタン・リーグで15試合に登板し、1勝0敗1セーブ、防御率1・80と安定した成績を残していた。

 伊東勤監督(50)は「秋のキャンプで良かったので、育成と聞いてびっくりした。使うなら中継ぎ。今中継ぎ陣がピリッとしないから、チャンスはあると思う」と話した。