<ヤクルト2-6広島>◇11日◇神宮

 王貞治(巨人)らが持つシーズン最多55本塁打のプロ野球記録にあと1本と迫っていたヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)が「4番・左翼」で先発出場した。広島は、今季3本塁打と相性のいい大竹が先発した。

 両軍無得点で迎えた1回2死二塁の第1打席は、2球目の140キロ内角シュートにつまらされ、遊ゴロだった。

 5点差を追う3回2死一塁の第2打席は、2球目の131キロ外角スライダーを打たされ、遊ゴロだった。

 6点差を追う6回2死走者なしの第3打席。カウント1-1から、3球目の147キロ外角直球を右翼席へ。3試合連発の55号ソロを放った。これでシーズン最多記録に並んだ。

 投手が横山に交代。5点差を追う8回2死走者なしでは、4球連続ボールで四球。スタンドから大ブーイングが起こった。

 新記録56号は持ち越しとなった。