最下位に沈むヤクルトの小川淳司監督(56)が20日、自身の進退問題について語った。神宮外苑で、チーム練習に参加。関係者に今季限りでの辞意を漏らしていることに「何も言うことはない。責任をもって、シーズン最後まで戦います」と話すにとどめた。

 監督人事について、衣笠球団社長は「決まっているなら、もう監督に意思表示しています。留任か、退任か、シーズン終了までに決める方向性に変わりはありません」と話した。

 小川監督は10年シーズン途中から、辞任した高田監督に代わって監督代行を務め、借金19を完済して4位に入った。再建手腕が評価され、11年から2年契約で監督に正式就任。11年は2位、12年は3位とAクラス入りした。

 1年契約を結び直した今季は故障者、成績不振者が多く、51勝76敗2分けと低迷している。残り15試合。