<イースタン・リーグ:巨人5-4ロッテ>◇28日◇ジャイアンツ球場

 ロッテ成瀬善久投手(27)が先発し、6月末に2軍降格してから初めて試合で5回を投げきった。

 2回1死から連打と四球で満塁のピンチを招くと、辻を空振り三振に切って最速133キロをマーク。続く鬼屋敷を押し出して先取点を失うなど、3四球を与えたが、スライダーとチェンジアップで打ち取る投球は健在だった。

 86球を投げ、5回6安打3奪三振2失点。「何よりも5回を投げきれたことが良かった。四球もありましたけど、狙ったところに投げられた球もあった。あとは上(1軍)に呼ばれるのを待つ時かなと思う」とスッキリした表情で振り返った。

 今季は6月までに6勝を挙げながら、不振で2軍落ち。8月30日の2軍戦で1度は実戦復帰したが、左肩痛で再び試合から遠のいた。この日は、3回を1安打無失点に抑えた22日のイースタン・日本ハム戦以来となる登板だった。

 なお、この日でロッテの2軍公式戦全日程が終了した。