阪神が10日、クライマックスシリーズ(CS)のファーストステージ広島戦(12日~、甲子園)に向けて甲子園で全体練習を行った。

 もっとも時間を割いたのは走者を置いてのバントや進塁打、エンドランなどの練習だ。野手陣だけでなく、メッセンジャーや藤浪ら先発陣も加わった。

 短期決戦はいかに1点を奪うかが焦点になる。水谷実雄チーフ打撃コーチ(65)は「ああいうのをやっておかなアカン」と語気を強めた。

 チームは過去3度のCSで1勝6敗だ。グラウンドを引き揚げるまで、約3時間半の長時間練習。決戦を前にして、入念に細かい野球の再確認を行った。