広島ブラッド・エルドレッド内野手(33)が10日、特大弾2発で、CS前最後の実戦を締めくくった。練習試合・JFE西日本戦(マツダスタジアム)に、6番左翼手でスタメン出場した。

 2回1死走者なしで迎えた1打席目。2ボールから、ストライクを取りに来た120キロの変化球をジャストミート。無観客のスタジアムに、破裂音が響き渡った。スコアボード下部に直撃する、推定135メートルの特大先制ソロとなった。

 さらに、6回1死走者なしで、今度は112キロのカーブを捉えた。打った瞬間に本塁打と分かる1発は、バックスクリーン左のカメラマン席付近に飛び込む、推定130メートル弾だ。「すごく、感じがよかった」と自画自賛の2発だった。