ヤクルト田中浩康内野手(31)が24日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の1億2500万円(推定)でサインした。来季が2年契約の最終年となる。これでヤクルトの選手契約はすべて終わった。

 会見に臨んだ田中の口から出る言葉は反省ばかり。「キャプテンという役割をいただきながら結果を残せなかった。悔しい思いしか残っていない。後で振り返ればあの時が1番悔しかったと思う1年」と言った。春に右膝を痛めたこともあり、2軍落ちも経験し、92試合252打席に終わった。「3度の飯より野球が好きな時期があった。もう1回野球だけに時間をかけて取り組みたい」と、復活を期した。