中日和田一浩外野手(42)が「7月度セ・リーグ」月間MVPを受賞した。

 09年6月以来5年ぶり2度目で、パ・リーグ(西武)時代を含めると通算3度目。42歳での受賞は両リーグを通じて野手史上最年長になる。ルナの離脱もあって4番も務めた7月の20試合は、リーグトップの打率3割9分7厘を記録し、7本塁打、21打点(ともにリーグ2位)をマーク。中日の受賞者は13年5月のルナ以来となった。和田は「1カ月好調を維持するのは難しいし、それだけ取るのが難しい賞なので本当にうれしいです」と笑顔でコメント。野手最年長については「今は選手寿命も延びていますからね」と特別な感慨はないとした。一方で、6日の広島戦(ナゴヤドーム)で死球を受けて右手舟状(しゅうじょう)骨を骨折し、約2カ月に及ぶ長期離脱を余儀なくされた。レギュラーシーズン中の復帰は絶望的な状況で、残り15本の2000安打も来季への持ち越しが決定的だが、「チームは優勝を狙える位置にいるし、1日も早く戻れる方法を探したい」と意欲を見せていた。