<阪神3-1中日>◇20日◇京セラドーム大阪

 中日がまさかの落球で決勝点を与えた。1-1の同点で迎えた7回。2死満塁と攻め立てられたが、阪神上本の当たりは左中間への平凡な飛球となった。ところが、捕球しようとした左翼の藤井淳志外野手(33)と中堅の大島洋平外野手(28)がぶつかり、大島のグラブからボールがポロリ(記録は大島の失策)。阪神ファンの歓声に包まれて走者2人がホームを駆け抜けた。

 試合後の大島は「ぶつかっても捕らないといけない。僕のミスです」と渋い表情。藤井も「ああいう歓声の中で意思疎通できるようにジェスチャーとかをもっとやらないといけなかった」と悔しがった。