広島中村憲外野手(25)が5日、休日返上練習を行った。

 この日は秋季日南キャンプ最初の休養日。だが1人で球場を訪れると、無人のグラウンドで黙々とランニングを行い、その後はウエートルームにこもった。「練習メニューがキツイから休むのも大事ですが、急に動くと筋肉がびっくりする。何度もケガをしているから体のことは分かるし、少しでも汗を流しておきたかったんです。この秋のキャンプは休まず練習するつもりです」。07年に京都すばる高から投手として入団したが度重なる故障もあり、11年6月から外野手に転向したプロ7年目。今季はファームで打率3割3分9厘をマークし、野手としての手応えをつかんだ。「今年の結果は自信になりました。バッティングでアピールして、来年は1軍に上がってチームに貢献したいです」。186センチ、85キロのスケールを生かしブレークを目指す。