広島マーティー・ブラウン監督(45)が「巨倒」に闘志を燃やした。4日の本拠地での巨人戦を前に「あの重量打線に勝つのは楽しい。本塁打だけで点を取る野球もあるが、違う野球で倒しにいくのも面白い」と発言した。機動力重視の対照的なスタイルで鼻を明かすつもりだ。

 大型補強に成功した巨人とは逆に広島は黒田、新井と投打の柱を失った。だが痛みをバネに大きく変わろうとしている。スモールベースボールの推進がその1つ。赤松らを補強し、天谷ら若手選手を抜てき。ベテラン前田智、嶋らのバットよりも足と小技でかき回す野球を打ち出し成果を上げている。「巨人と戦うときはいつもいいテストになると思っているんだ。今年はあれだけの補強もしたしね」。小粒でも互角以上に戦えることを証明する。【柏原誠】