<春季教育リーグ:巨人5-4楽天>◇5日◇大田スタジアム

 「おじさんたち」にも注目だ。16年目を迎える楽天投手陣で最年長の小倉恒投手(37)が、今季初の実戦登板で上々の調整ぶりをアピール。野手陣で山崎武司内野手(39)に次ぐ19年目のベテラン吉岡雄二内野手(36)も、今季初安打を放った。2冠の山崎武に続けとばかりに、2人のベテランが再起を図る。

 6回に登板した小倉。いきなり2連打を浴びて1点を失うが、取り乱さない。持ち前の打たせて取る投球で、後続を仕留めた。直球の最速は138キロだったが「もうちょっと出るね。徐々に上げていくよ」と、冷静に話した。

 一方、吉岡は5回、古川のカーブをうまく右前へ運んだ。2回には、福田の153キロ直球をジャストミート(結果は中飛)。「今は投手との感覚を重点に置いてやっているので」と、納得の表情を浮かべた。

 小倉は06年にチーム最多の58試合に登板し6勝を挙げたが、昨季登板は39試合で2勝どまり。吉岡も05年に打率2割8分2厘で3番に定着したが、最近2年は不振が続く。自分より年上の山崎武の大活躍には、2人とも「本当に力をもらった」と刺激を受けた。松井2軍監督も「立場は若手と同じ。競争意識を持って力を発揮してほしい」と奮起を期待した。【由本裕貴】