日本ハムは10日、今季の札幌ドーム主催試合で、レーザー光線を使った空間演出を行うことを発表した。本拠地がドーム球場という利点を生かし、球場内の天井などに文字を浮き上がらせて観衆の目を楽しませるというもの。人材派遣大手のフルキャスト(本社・東京)が企画をサポート。レーザー光線を照射できる機器を約1000万円で購入し、三振を奪った場合などに同社の社名とともに「K」などの文字が天井に照射される。

 欧州のサッカーなどからヒントを得たもので、日本のプロスポーツ、野球界では珍しい試みになる。すでにプレーの妨げにならないようテスト済みだ。ファンと連動した企画も検討中で、球団関係者は「今後はファンのメッセージなどをレーザーで出せるよう発展させていきたい」と意欲的だった。