<ロッテ1-6日本ハム>◇1日◇千葉マリン

 14年目のベテラン、日本ハム稲葉が5打点と爆発した。試合後のベンチ裏で「移籍後初めて?

 へぇ~、そうなの。何ともいいようがないよね」と照れまくった。

 先制、中押し、ダメ押しと効果的に打点を重ねた。1回は1死一、二塁から、前日4月30日から5打席連続安打となる右前タイムリー。6回には犠飛、とどめは7回の2試合連発の5号3ランだ。前日30日から4番。「1つ後ろに下がっただけ。監督からも(4番というより)4番目、4番目と言われているので気は楽ですよ。4番の器じゃないので、つなぎ役の4番としてやっていきたい」と謙虚に話す。

 結果的に2試合で7打数6安打7打点と手が付けられない暴れっぷり。1試合5打点は、ヤクルト時代の03年4月26日中日戦以来、5年ぶりだった。チームは今季2度目の同一カード3連勝で2位に浮上。頼れる4番のバットが、チームを連勝という黄金週間に導く。【村上秀明】