<ウエスタン・リーグ:サーパス2-11広島>◇4日◇北神戸

 左ひざ手術から再起を期すオリックス清原和博内野手(40)が、特大飛球で沸かせた。6日、復帰3戦目のウエスタン広島戦(北神戸)に「5番DH」で出場。無安打に終わったが2回の第1打席、ルーキー中村憲投手(18=京都すばる)の132キロ低め直球をジャストミートで中堅後方に飛ばした。ライナーは鞘師に捕球されたが、1281人の観衆は大歓声だった。

 「いろんなできる限りのことをして、自分のスイングを取り戻したい」。この日のフリー打撃では、巨人時代の05年、500号本塁打を打った時と同じ型の米国社製「サム・バット」を倉庫から探し出して使った。結果を求めず、「リハビリの一環」として続く実戦出場は毎日が試行錯誤の連続。7日は京セラドーム大阪(対広島)で、初めてコリンズ監督に復帰姿をお披露目する。【松井清員】