<オリックス3-7阪神>◇21日◇スカイマーク

 オリックス・コリンズ監督の辞任の意向は、選手には試合後の緊急ミーティングで監督から直接伝えられた。選手会長の北川は「何もないです。すいません」と足早に車に乗り込み、ショックの色を隠せなかった。1番でこの日2安打を放った坂口は「試合中はまったく今日で辞めるような素振りはなかった」と落胆。「チームも乗ってきて最下位も脱出してこれからというところだっただけにショックです。自分はできるんだという自信と、野球に感謝するつもりだけは忘れずにプレーしろと就任当初から言われていたのが印象に残ってます」と語った。

 最下位を脱出した矢先だっただけに、ナインの驚きも大きかった。加藤は「突然のことなんで、どうと言われても…。最下位を脱出して、これからという時期だったんで」。村松も「せっかくチーム状態も上がってきたところでしたから…。すごく驚いています。監督の心の中までは分かりませんが、悔しい思いもあったと思う。それに選手として応えられなかったのは悔しいです」と、沈痛な面持ちだった。