<広島8-4ロッテ>◇26日◇広島
連夜の逆転勝ちで今季2度目の4連勝だ。広島は2-4の5回、打者8人の猛攻で一挙に4点を奪い逆転。4番栗原は先制打に同点打と4打数2安打2打点。これで栗原は交流戦に入ってから22打数10安打7打点、打率4割5分5厘と打ちまくっている。つながる打線の中心に好調の4番。この日も13安打で8得点。先発大竹にも2勝目がついた。明日からは西武戦。パ・リーグなんて怖くない。
ロッテの先発は、なんと小宮山だった。清水が体調不良のため緊急登板。しかし、カープ打線は慌てることはない。初回、天谷の内野安打を足がかりに2死二塁のチャンスを作る。栗原が粘ってカウント2-3から107キロのカーブをはじき返すと、打球は三塁線を破った。「コンパクトなスイングを心がけた」。不振時の栗原なら、ひっかけていてもおかしくはない。じっくり待ってボールをたたいた。「小宮山さんにうまくタイミングを外されていた。最後は体が止まって反応した」。前田智も中前打で続いて2点を先制。試合の流れを引き寄せた。
先発大竹がピリッとしない。2回、3回と本塁打を浴び、あっという間に逆転される。4回には自らの暴投でさらに1失点。2-4となってしまうが、今のカープはあきらめない。前夜の大逆転の再現を期待して集まったファンは月曜日にもかかわらず1万8000人。「決してあきらめない雰囲気はあったね」とブラウン監督が振り返るように、この日のドラマは5回だった。
2安打と四球で無死満塁。アレックスの犠飛で1点差。そして打席には栗原。今度は伊藤の146キロ直球に詰まったが、振り抜いた。打球は右翼線に落ちる同点適時打。「いい当たりじゃないけど、しっかり振っているから、いいところに落ちた。今までだったら手が出なかった」。これで同点。前田智の勝ち越し犠飛。梵の中前打で一挙4点。5回4失点の大竹に2勝目をプレゼントするビッグイニングとなった。
前夜は5点差を3本塁打で大逆転。この日は安打に四球、犠飛をからめてつないでつないで逆転勝ち。開幕から貧打に泣いたチームが変ぼうを遂げつつある。この日も1番天谷が猛打賞。2番東出が2安打1四球、そしてクリーンアップが2打点ずつと理想的な攻撃をみせた。これで交流戦は4連勝。勢いに乗ったまま、あすから首位西武と2連戦だ。「今までは『こう打ちたい』とか『いい野球をしたい』という気持ちがあった。今はただ来た球を打つだけ」。原点に戻った4番。あす勝てば、今季初の5連勝だ。【網
孝広】



