<オリックス4-9日本ハム>◇29日◇京セラドーム大阪

 打撃不振のオリックス浜中治外野手(29)が2軍降格ピンチに陥った。大石監督代行は奮起を促す意味も込めて移籍後初の1番で6試合ぶりにスタメン起用。だが日本ハム左腕武田勝らの前に4打数無安打に終わった。大石代行は「内容もそんなによくなかった。でももう1回、スタメンでいくつもり」と、左腕杉内の先発が予想される7月1日ソフトバンク戦をラストチャンスと位置づけ。結果や内容が伴わなければ2軍降格が濃厚となった。

 阪神から移籍した今季は出場55試合で打率2割1分9厘、6本塁打、21打点。開幕当初はスタメンだったがなかなか浮上の兆しをつかめず、5月末からベンチを温める日々が多くなっていた。ただし過去の杉内とのシーズン公式戦は、11打数5安打1打点と好相性。「あさって(1日)やね。また左ピッチャーなら(スタメンで)いくつもりで」。浜中が生き残りをかけた勝負に挑む。