首位攻防でのレオ斬りで大台突破だ。日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)が、通算500奪三振の節目まで、あと10個と迫っている。プロ4年目で、前回登板まで積み重ねた奪三振数は通算490個。中5日で3日西武戦(札幌ドーム)に先発予定で、快記録に挑む右腕が首位争いをさらに熱くする。

 ダルビッシュが1つの節目を迎える。前回登板の6月27日オリックス戦まで、今季計113個の三振を奪い、通算500奪三振に残りカウント10となった。「三振数はこだわっていない」と口にしてきた右腕だが、2試合連続2ケタ奪三振で大台に乗る。

 1日から始まる西武との首位攻防第3ラウンドに先発予定で、前回まで4年目の通算574イニングで490奪三振。フォークボールの“師匠”でもある野茂英雄の412イニングで500奪三振や、3年目で500K突破の松坂大輔に数字上は及ばないが、1イニング0・85個なら決して少なくない。

 シーズン210奪三振の昨季は、最多奪三振のタイトルを奪取した。それでも、今年の名護キャンプ中に「ツーシームで打たせているというのがある。去年だって、たぶん250は取れていると思う」と言い切ったことがあった。三振数より球数軽減が基本スタイルだからこそ、この大台突破のすごさが隠れている。

 ダルビッシュが次に立ち向かう首位西武は、パ5球団で今季唯一の未勝利チーム。さらに、札幌ドームでは4月18日ソフトバンク戦以来、勝ち星に恵まれていない。76日ぶりの本拠地白星なら、梨田監督が「抜きつ抜かれつになるのでは」と混戦を予想する首位争いで、大事な勝利となる。

 この日は、北京五輪候補選手として、都内でメディカルチェック、ユニホームの採寸などを行った。帰り際に「(五輪へ)頑張ります」と短い言葉に、今後への意気込みを込めた。奪三振ショーで快記録到達なら、首位攻防のチームに活気を与える。【村上秀明】